健康に役立つ珈琲の作用のお話

珈琲店主時代には,「コーヒー」関連のニュースをキーワードでチェックしては,「コーヒーが糖尿病リスクを軽減する」とか「コーヒーを一定量以上飲む習慣を持つヒトは膵臓がん,肝臓がん,結腸がんの発症率が低い」なんていう研究結果が発表されるたびにブログで紹介しておりました。


当時,ブログで書いた「珈琲と健康」に関連する記事の中で,非常にお客様に評判の良かった「健康に役立つコーヒーの作用(sanspo.com掲載記事を一部引用)」をあらためてこのHPでもご紹介しておきます。


※検索してみましたが,もはやsanspo.comの元記事は見つけられませんでしたので堂々と引用させてもらいます。

 

■健康に役立つコーヒーの作用

 
★冷え性・高血圧の改善

 
カフェインには,心臓の働きをよくし,毛細血管を広げ,血液の循環をよくする働きがあり,冷え性や肩こりが改善されることがある。末端の毛細血管まで広げる作用があるので,高血圧の場合,血圧を下げることにつながる 


★運動中の酸素摂取量を増やす

 
ダイエットに適したウオーキングなどの有酸素運動の効率を上げるには,いかに酸素をたくさん摂取するかにかかる。コーヒーには,この酸素摂取量を高める効果があり,体内の脂肪の利用量を増やす効果も期待できる 


★空腹感をおさえ,食べすぎを防ぐ

 
食前にコーヒーを飲むと,食事の直後から継続して空腹感が抑えられる 

 

★血管を若く保つ


善玉コレステロールを増やし,悪玉コレステロールの酸化を抑える効果があると考えられている。また,血管を詰まらせる血栓を溶かす血栓溶解酵素の活性化も 

 

★抗酸化作用でがん予防

 
コーヒーに含まれるクロロゲン酸は,強い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種。がん発症のリスク軽減につながるといわれている 

 

★昼寝前のコーヒーで目覚めスッキリ

 
昼寝は20分ほどが望ましいとされるが,コーヒーのカフェインが脳に届くのは,飲んでから約30分後。10分で眠りにつけば,起きるころにカフェインが効く 

 

★計算能力の向上

 

コーヒーに含まれるカフェインは脳の中枢神経に働き,計算能力や記憶力を高めると考えられている 


★香りとカフェインでリラックス

 
コーヒーの香りを嗅ぐと,リラックスしたときの脳波であるα波が多くあらわれる。その効果は浅煎りより深煎りのほうが高い。また,カフェインにはストレスを軽減し,リラックスさせる効果が実験で確認されている 


★がん発症のリスクを軽減


国立がん予防・検診研究センターなどの調査によると,コーヒーを毎日飲む人は,肝がん発症リスクが,ほとんど飲まない人の約半分。食道がんや胃がん、直腸がんなどに関してもリスク軽減の可能性があるといわれている。


★認知機能の低下を抑制


(株)伊藤園中央研究所と名古屋市立大学大学院医学研究科との共同研究によると,コーヒーポリフェノールの一種であるクロロゲン酸には,記憶や学習といった認知機能の低下を抑制するホルモンの一つ「インスリン様成長因子-Ⅰ」の産生を促進する効果があり,認知機能の向上効果が期待される。


★その他,世界各国からの研究報告


【フランス】
コーヒーに含まれるクロロゲン酸やメラノイドは,DNAに損傷を与えるフリーラジカル(遊離基)を捕らえる働きをもち,細胞の損傷を防ぐ強力な抗酸化剤でもある
【イタリア】
コーヒーを飲むことで肝硬変にかかる危険性を最高で80%減少させることができる
【ストックホルム】

コーヒーを飲むことによってパーキンソン病が予防できるという疫学的証明があると報告
【ヘルシンキ大学】
食事習慣や運動不足が関係する2型糖尿病にかかる危険性は,毎日5,6杯のコーヒーを飲むことによって半減する
【ウィーン医科大学】
コーヒーは特にガンなどの一連の重大な病気の原因となる,DNAの酸化防止に,果物や野菜よりも効果があると指摘


以上。。

というか,もっともっと記事はあるんですけどね。タイミングをみてまた報告させていただきます。


皆さん,もっと胸を張って堂々とコーヒーを楽しみましょう!!


あ。ただ,【カフェインの致死量のお話】でも書いたようにコーヒーの主成分の一つであるカフェインは健康に良いばかりではありませんし,特に「新陳代謝機能が完全でない胎児にとって,胎盤を通じて入り込むカフェインの代謝は困難であり,胎児の成長が阻害される可能性がある」ため,「妊娠20週以前の妊婦がカフェインを摂取すると流産する可能性が高くなる」という研究結果があることも認識しておいてくださいね。